名代のドライバーとしての葬儀

私の父方の祖母の弟の葬式の話です。

祖母は弟がらみの親戚が嫌いで、体力的にもしんどいということで、私の父が祖母の名代として神戸から鳥取まで葬儀に行くことになりました。

葬儀の席では飲みがあるのですが、父はお酒が好きなので必然的に私がドライバーとして駆り出されることになりました。

私は単なるドライバーとして行き、鳥取の葬儀場の受付の人にもドライバーであることを伝えたのですが、皆はそれが分かっていなかったので少し困りました。

というのも一応黒い服は着ていましたがスーツでないので、少し恥ずかし思いをしました。

急な話だったのでスーツをレンタルすることもできなかったのです。

本来ならスーツで行くべきでしたので、一応ドライバーだとしてもやはりちゃんとした喪服で行くべきでした。

鳥取の葬儀ではお通夜と告別式がありましたが、私はお通夜ではひたすら廊下でタバコを吸って待っていました。

そのことをどうこう言った人はいませんでしたが、たぶん変に思われたと思います。

それもこれもちゃんとした喪服を着ていないからです。

ちなみにですが、わたしは祖母の旧姓をこのときに初めて知りました。

お通夜の後は父の大好きな飲み会になりました。

私は父があまり飲み過ぎて暴走しないか心配でしたが、ちゃんと自制心をもっていたようです。

私と父はホテルで部屋をとっていたのでその日は私はお酒を飲まずホテルまで車でホテルまで帰りました。

次の日に告別式がありましたが、これは結構変わっていました。

鳥取の風習なのでしょうか。

最後の別れをするために仏様に花を供えるところは特に変わったところはありませんでしたが、問題は骨壺にしお骨を詰める作業です。

私は一応参加していたのですが、名代のドライバーと言う訳で、まず縁遠い割にはお骨を4、5回は骨壺に詰めることになりました。

なぜかと言うと、鳥取では骨壺に体のすべての骨を詰めるからです。

最後に頭蓋骨をぽんと乗せて、終了です。

お通夜に来たのに告別式に来なかった人は陰口をささやかれていました。

「来るなら今日だろ。」と言われていました。

また、父の兄弟も告別式には参列していました。

私からしたら叔父と叔母です。

叔母は私の持病の事を良く理解してくれているので、「元気にしてる?」と気遣ってくれました。

私は叔父と叔母が帰る際、誠心誠意をこめて「お疲れ様でした。」といって見送りました。

叔父は私の事を認めていなかったので少々驚いた様子で返事がうまくできないようでした。

私は祖母が弟をなぜ葬儀に行かないぐらい嫌いなのかは知らないですが、葬儀と言うものは一に自分のためにあるもので、二に仏様のためだと思っていますので、祖母が本当は葬儀に参列した方が良かったのではと思いました。

いくら嫌いでも実の弟な訳なので、最後くらい祖母は自分の心の整理をしたら良かったのにと思ってしまいました。

この辺の考え方は私独特のものですので、祖母に伝えませんでした。

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